HACHITEN ショップ・お知らせ
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HACHITENのエントランスに凛とした表情でたたずむお方は、「堀口大学」
彼がのちに「東京生まれの長岡育ち」と語っていたなんて!長岡市民にとって嬉しいかぎり。
現在、県立近代美術館にて「堀口大学展」が開催されています。詳しくはこちらを!
愛用の品々も展示されているようです。
「詩人が愛しんだ美しいものたち」・・・なんて素敵なサブタイトルだろう!
2年ほど前の暑い夏、長岡の中央図書館2Fで企画展があったときふと眼にとまった「堀口大学」座右の銘。
『 暮しは分が大事です。
気楽がなにより薬です。
ねたむ心は、
自分より以外のものは、傷つけぬ 』
昭和22年
時々、彼も心穏やかならぬ時、自分の『分』を見つめなおしていたのかな・・・。
二十歳のころ聞いた、退職される内田義彦先生の最後の講義はこんなだった。・・・と、思う。
『私の友人が、小学生に向けて、岩波から漢字の語源に関する本を書きました。
その中で「勉強」という言葉を取り上げています。
みなさんが想像する机での勉強以外に、「チョット無理をする」という意味があるそうです。
チョット遠いから、行くのやめようかな・・・。
今日はチョット寒いからお家でTVみていようかな・・・。
そこでチョット無理をして、出かけてみる、
そして、見たかった映画を見る、調べたかった事柄を図書館で探してみる。(携帯電話などない時代です!)
語源を知ることで、「勉強」という意味が広がるでしょう?
皆さんには、そういった勉強をしていってもらいたい」(うる覚えです)
最後の講義の割には、聴講する学生は少なくチョット寂しい教室だった。
くもり時々雪、寒い冬空広がる長岡の週末、
チョット無理して出かけてみませんか?
県立近代美術館では、堀口大学の愛しんだ美しいものたちが、
HACHITENでは、暖かいセーターとコートが
あなたのお越しをお待ちしております!
(日曜は定休日です)
ヤシオ
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ついでに、生理学の最後の授業での先生の一言も思い出した。
「1年間、生体の機能とそのメカニズムを皆さんに講義してきましたが、最後にこれを申し述べて終わりにしたいと思います。」
『飲む、打つ、買うは、ほどほどに』
いつも学生の雑談とほとんど聞き取れない声での講義でしたが、最後は爆笑で終わりました。
生体の機能と欲望のバランス、気をつけよう・・・。